| 2011.10.18 Tuesday/08:59 |
TPP反対の前に |
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加交渉をめぐって、参加するか否かが民主党内でも意見が割れている。
反対意見の大多数は農水族と農業団体で、主な理由としては関税が撤廃された場合、国産の高い農水産物が敬遠され安い輸入農水産物が消費されることで、農水産業に壊滅的な被害がでるからという。
こうした反対意見に対して、平成の鎖国としか言いようのない愚かな判断だと思う。
評論家・尾山太郎氏が言うように、日本の農水官僚や農業団体、族議員は将来の利益を見ず、自由化といえば闇雲(やみくも)に反対するだけだ。
歴史を振り返ると、貿易の自由化で恩恵を受けた事例がいくつかある。
例えば、バナナを自由化しようとしたときには、青森県のリンゴ農家が大反対した。リンゴが売れなくなるというのだ。だが、自由化に踏み切ると、青森リンゴの改良が進んで多種類のリンゴを供給するようになった。今では台湾や中国に輸出され国内消費も格段に増えた。
また、アメリカンチェリーの輸入自由化に当たっても、山形県を中心とする産地が猛反対したが、今や、山形産サクランボは「高級品化」を遂げる一方、米国のサクランボも大粒化している。日本のサクランボの生産額は、あるシンクタンクの試算によれば、この17年間で1・5倍に増えている。
反対意見の大多数は農水族と農業団体で、主な理由としては関税が撤廃された場合、国産の高い農水産物が敬遠され安い輸入農水産物が消費されることで、農水産業に壊滅的な被害がでるからという。
こうした反対意見に対して、平成の鎖国としか言いようのない愚かな判断だと思う。
評論家・尾山太郎氏が言うように、日本の農水官僚や農業団体、族議員は将来の利益を見ず、自由化といえば闇雲(やみくも)に反対するだけだ。
歴史を振り返ると、貿易の自由化で恩恵を受けた事例がいくつかある。
例えば、バナナを自由化しようとしたときには、青森県のリンゴ農家が大反対した。リンゴが売れなくなるというのだ。だが、自由化に踏み切ると、青森リンゴの改良が進んで多種類のリンゴを供給するようになった。今では台湾や中国に輸出され国内消費も格段に増えた。
また、アメリカンチェリーの輸入自由化に当たっても、山形県を中心とする産地が猛反対したが、今や、山形産サクランボは「高級品化」を遂げる一方、米国のサクランボも大粒化している。日本のサクランボの生産額は、あるシンクタンクの試算によれば、この17年間で1・5倍に増えている。
貿易の自由化に反対する前に、農業の担い手問題を含めた農業構造そのものを改革する必要があるのではないだろうか。




